Google Analytics 4を導入した後にまず設定すべきこと
7/1からGoogle Analytics 4を本格的に使用しなくてはならない状況となりましたが、これから新しく導入するという方向けの設定をまとめておきます。
考え方や認識が変わったら見直します。
データの保持期間を2→14ヶ月にする
Google Analytics 4がユーザーデータ・イベントデータを保持する期間は、デフォルトで2ヶ月となっているので必ず変更しておきます。
設定方法
- 管理
- プロパティ>データ設定>データ保持
- イベントデータの保持を14か月に変更する
コンバージョンをイベント化し、コンバージョンイベントとして設定する
Google Analytics 4でコンバージョン計測をする場合、フォームの送信など、Webサイト上で達成してほしいアクションをイベント設定しておき、それをコンバージョンイベントにするという手順が必要です。
イベント設定→イベントの計測確認→コンバージョンイベントとしてマークする、という流れになります。
イベント設定をした後から計測されるため、早めにしておくのが吉です。
設定方法
新規にイベントを作る場合、3つくらいの方法がありますが、Google Analytics 4上で設定するか、Google Tag Managerで設定すると管理しやすくて良いのではないかと思います。
ここではGoogle Analytics 4上で設定する方法をまとめています。
- 管理
- プロパティ>イベント>イベントを作成
- 特定のページのビューなど、イベントにしたい条件を設定する
- 人為的にイベントを発火させておく
- (1日くらい待つ)
- プロパティ>コンバージョンイベント
- コンバージョンイベントに設定したイベントがリストされるので、「コンバージョンとしてマークを付ける」をオンにする
Googleシグナルをオフにする(サイトによる)
Googleシグナルとは、端的に言えばGoogleアカウントを持つユーザーの同意を経ることで複数のデバイスにまたがったユーザーの動きを1つのユーザーとして計測できるようにする機能です。
Google シグナルを有効にすると、既存の Google アナリティクス機能が更新され、広告のカスタマイズに同意している Google ユーザーの集計データが含まれるようになります。
https://support.google.com/analytics/answer/7532985?hl=ja#zippy=%2C%E3%81%93%E3%81%AE%E8%A8%98%E4%BA%8B%E3%81%AE%E5%86%85%E5%AE%B9
Googleシグナルがオンになっていると、しきい値が適用されてしまい、少ないイベントがデータからカットされてしまうことがあります。
例えば、コンバージョンに該当するイベントが正しく観測できなくなってしまうため、Googleシグナルを意図して活用しない場合はオフにしておいた方がいいと考えています。
※この点は諸説あると思いますが…
https://support.google.com/analytics/answer/9383630?hl=ja
設定方法
- 管理
- プロパティ>データ設定>データ収集
- Googleシグナルのデータ収集をオフにする
まとめ
Google Analytics 4の初期設定については以上です。
Google Analytics 4にデフォルトでないデータは取ろうとしないと取れないので、しっかり設定しておきます。
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